2016年度 女性のパルクールの認知度、実践人口、実情の調査結果

2016年10月1日から11月30日にかけて、当サイトで「女性に対するパルクール認知度、実践人口、実情の把握」を目的に女性の方を対象としたアンケートを実施しました。
この調査結果がまとまりましたので結果全容と一部の設問に対する詳細事項を公表いたします。

本アンケートの結果全容はこちらのURLよりご確認ください。
https://jparkourwomen.typeform.com/report/QamITp/bANv

お住いの地域


回答者は経験者・未経験者共に練習会が盛んに開催される都心部に多く見られる。

年齢

このアンケート結果から10代後半から20代前半迄の関心が非常に高いことが分かる。関心度と実践者の割合から高校卒業以上から始めやすいのではないかと推測される。

その一方で40代50代の経験者もいることから年齢を気にせず始める事がスポーツであると言っても良いだろう。

パルクールに興味を持ったきっかけ


映画やドラマとあるように、2001年に公開されたYAMAKASHIから始まり、徐々にメディア展開されてきたパルクール。やはり、アンケートでもそうしたメディア媒体で興味を持つ人が多かったようだ。

アニメがきっかけと回答した人の多くはプリンス・オブ・ストライドから興味を持った方が多く、またゲームと答えた人の多くはアサシンクリードからパルクールに興味を持ったという回答が多く寄せられた。
その他の回答には舞台やテーマパークでのショー、Redbull AIRRACEのサブステージなど近年パルクールの活躍の幅が広がったことの影響が見て取れる。

パルクール歴

1年未満の人の割合が全体の62%とかなり多く、そのなかでも1回のみが17%を占めていることから、1度練習にきたあと、コンスタントに練習できるような環境を整えるのが大切といえるだろう。
そのために各地で開催されている定期練習会の役割は非常に大きなものといえる。

辞めた理由、続けることができなかった理由

パルクールを辞めてしまった人の中で、時間がないという理由がもっとも多かった。日本では練習会が開かれているような場所が家から遠く移動に時間がかかるゆえに参加できず辞めていったり、習い事のように時間が決められておらず好きなタイミングでできるからこそ優先順位の高いタスクを終わらせているうちに時間が取れず辞めていく人も多いのではないかと推測する。

パルクールをはじめる際に知りたいこと、知りたかった事

やはり練習の場所や方法といった情報が最も求められるようで、そういった情報を直接教えてもらえる場として練習会があり、その需要も高いことがみてとれる。

しかしながら、様々な理由で練習会に参加できない人もいるだろう。そうした人たちのためにも、どういった場所でどのような練習をするのか、といった情報も充実させていく必要がある。

トレーサーについての情報も求められるようで、各練習会では主催する団体やメンバーについて明らかにしておくと良いかもしれない。また、用具についてはJPWCからもいくつか記事を出しているが、まだまだ用具の普及が進まない日本では需要度の高い情報のひとつだと言えよう。

パルクールを始める際、続けるにあたっての障害

障害においても、練習方法や練習場所に悩まされる人が多いようである。続いて怪我への心配が18%となっているが、テレビで紹介されるような派手なムーブがパルクールというわけではないので、怪我をしないようにトレーニングをしていくことがパルクールの概念のひとつであることを正しく広めていく必要がある。

また、やめた理由でも上がったように時間というのもひとつ大きな障害になっている。金銭面については、学生の年代の興味が最も高かったことから、練習場所までの交通費や室内練習での費用などが工面できないことがあるのだろう。競技人口は男性が多く占めていることから、異性関係や人間関係をうまく築けないという問題もありそうだ。

コメント・要望について

多くの方から近くでの練習会を開いてほしいというコメントいただいた。
特に多かったのが九州地方、四国地方。そして、活動人口の多い大阪や、千葉県内での開催を望む声は高い。

また、見ているのがとても楽しいとのコメントもあり、実践ではない楽しみ方の幅があるのもパルクールならではでないだろうか。
これから、パルクールの写真を撮るのが好き、動画の編集が好き、絵を描くのが好き、なんて方がたくさん現れたら、日本のパルクール会もさらに盛り上がりを見せるだろう。

まとめ

今回のアンケートを通じて、興味関心が20代前半までを中心に高いことがわかり、彼女たちがパルクールを実践していく上での情報がまだまだ不十分であることが浮き彫りになった。

また、パルクールを始める際に怪我への不安が高いことや、辞めてしまった理由の大半が時間がなくてとあるが、パルクールは本来心身を鍛えるメソッドであり、きちんと自分に合ったパルクールを行えば怪我をしないこと、きまったスポットでなくとも少ししか時間がなくともできる。そういった正しいパルクールのイメージを広めていくために、今後も活動を続けていきたい。

本アンケートの結果全容はこちらのURLよりご確認ください。
https://jparkourwomen.typeform.com/report/QamITp/bANv